Vol.3
【1】メンバー専用WEBページ開設
【2】ILTM Cannes 出展枠募集 etc.

TLAニュースレター For Members

Vol. 3(令和2年8月28日配信)

 

今号のトピック

【1】TLA加盟メンバー専用WEBページ開設のご案内

【2】ILTM Cannes 2020 TLA合同出展枠募集のお知らせ

【3】第2回TLA会合レポート

【4】第3回TLA会合のご案内

【5】TLA加盟メンバーのご紹介


【1】TLA加盟メンバー専用WEBページ開設のご案内

TLAではこの度、加盟メンバーのみ閲覧することができる、メンバー専用WEBページをTLAオフィシャルWEBサイト内に開設しました。そちらのページでは以下の情報をご覧いただけます。

  • TLA事務局からの最新のお知らせ
  • 加盟メンバーからのお知らせ(※掲載内容を募集しています)
  • 加盟メンバーリスト
  • TLAニュースレター(バックナンバー)

 

【2】ILTM Cannes 2020 TLA出展枠募集のお知らせ(申込期限:9月4日(金))


TLAの新しい試みとして、ILTM Cannes 2020の東京ブース内にTLAが共同出展する予定です。
このTLAの共同出展では、TLA事務局と共に、3社/3名程度のメンバーに合同で出展いただけます。
合同出展になりますので1社ごとに商談は行えませんが、ラグジュアリートラベル市場むけの商談イベントとして代表的なILTM Cannesにて、海外トラベルエージェントをはじめとする出展バイヤーのニーズや市場動向等への知見を深めていただく機会としてご活用ください。

詳細はこちら

 

【3】第2回TLA会合レポート

8月6日にオンラインで開催された第2回TLA会合には、24社34名のメンバーの皆様に参加頂きました。

冒頭、公益財団法人東京観光財団(以下、TCVB)常務理事観光事業部長 細野 顕宏より「安全・安心に感度の高いラグジュアリートラベラーへの情報発信は、新型コロナウイルス感染症収束後の観光需要の回復に大きくつながるものと考え、重要視していきたい」とご挨拶させていただきました。また、TCVB観光事業部次長・田所明人から、TLAの今年度の活動と、海外商談会への共同出展枠の募集等についてご紹介しました。

続いて、「With/After COVID-19の“New Normal”と、東京に求められるものとは」をテーマとしたパネルディスカッションを開催しました。

パネリスト

    • リージェンシー・グループ株式会社 会長・CEO 沼能 功 氏
    • 株式会社 クリル・プリヴェ 代表取締役 髙野 雅臣 氏
    • レ・クレドールジャパン プレジデント/パレスホテル東京 チーフコンシェルジュ 住吉 真矢子 氏
    • 株式会社 TOKYO LUXEY 代表 前田 知映 氏

~テーマ1 海外同業者の動き~(※一部抜粋)

(沼能氏)モルディブやヨーロッパ市場はすでに動いている。ホテル料金を大幅に下げ1週間以上の長期滞在を必須としたり、島を貸切るというスタイルが見受けられる。日本を含むロングホールの予約は、9~10月、4~5月の問い合わせや予約があるので、少しずつ来年に向けてリカバリーが進んでいるように感じる。

(髙野氏)10~11月に来日予定だったお客様は、日本の感染状況や渡航制限の現状から、正月明けへの延期を検討している。

(住吉氏)ホテル、コンシェルジュ業界は非常に苦しい状況。一方で海外のお客様から「日本のお酒や食べ物を送ってほしい」というリクエストがあり、早く日本へ旅行がしたいという意志が伝わる。

(前田氏)海外のラグジュアリートラベラーやインフルエンサーにヒアリングすると、渡航制限さえ無ければすぐにでも日本に行きたいと皆言うので、引き続き日本・東京への需要は高い。

 

~テーマ2 With/After COVID-19 時代のなかで~(※一部抜粋)

(沼能氏)旅行の傾向が変わってきていて、自然やサステナビリティに投資するケースが出てきた。例えばヨーロッパの富裕層がアフリカのサファリに、ラグジュアリーでサスティナブルなキャンプ施設を作るなど、そういった投資が増えている。

 

 

(髙野氏)同じく、サスティナブルへの関心が加速したと感じる。お客様からも、地域に根付いたことができるのか、料理であっても食材に関する質問などが出てきて、我々もさらに情報を探求していかないといけない。コミュニケーションをとって今まで以上に質問力、対応力、臨機応変さが求められる。

 

(住吉氏)各ホテルがHPに、どのような感染対策をしているのか打ち出しているが、ホテルによって見事に対策が異なる。日本のお客様でも人によって感じ方が異なる。対応が十分と感じる方もいれば、そうでもない方もいる。今後海外のお客様を迎え入れるのにどうするのがベストなのか、本当は国や都が枠を定めて発信していくべき。

 

(前田氏)安心安全は東京の特許であり、私たちの強みでもある。世界の方々に東京を選んでいただけるチャンスでありながら、東京の感染防止対策が海外に伝わっておらず、機会損失になっている。

 

~ディスカッション~(※一部抜粋)

(TCVB田所次長)アウトドアや密でない空間が重宝され、東京のような大都市は不利な状況ともいえる。そんな中でどのようにブランドを損なわずに、東京をPRしていけるか?

 

 

(前田氏)東京ならではの安全安心のライフスタイルを提案していく。日本人のマスク、手洗い、靴を脱ぐという当たり前のライフスタイルを、東京メソッドとして打ち出していったらどうか。

(住吉氏)今まで以上にテーラーメイドの提案と対応が必要になる。都内のレストランやホテルがどういう対策を取っているのか、事前にメールでやりとりをして、現地・東京からお客様にいかにきちんと情報を届けて安心してもらうか、コンシェルジュとしてさらに求められている。

(髙野氏)東京といえば大都会としてのコンテンツが今まで多かったが、明治神宮など、意外と身近に緑がある。そこにもっと目を向けたらどうか。また、インバウンドは一つのブームになっていて、日本人旅行客と海外旅行客のニーズが違う前提で物事が進んでいた。しかし海外のデスティネーションを見ていくと、そこを分けずにデスティネーションの魅力を伝えていくことが普通に行われていて、日本だけそこが分かれていた。この機会に、国内旅行とインバウンドを近づけることが求められていると感じる。

(沼能氏)東京というビル群の中にも自然があり、文化も残っている。それは国内外問わず、どのマーケットに対しても発信していくことは必要になってくると思う。

(TCVB田所次長)お話を伺っていて、「密ではないけれど楽しい東京」として、明治神宮や代々木公園といった都会の中のオアシスはもう少しアピールできるのかなと思う。密を避けるという部分に関連して、「ソロトラベル」がトレンドになっているが、貸切文化は今後東京に求められるだろうか?

(髙野氏)ホテルのフロアを貸切ったり、代々木の邸宅を貸切るなど、都内でも貸切文化を体現することはできる。大切なのはお客様が何を求めているのか。全てを貸切りたいわけではない。そのお客様に合う提案を考え、上手に提案できるかどうか。会話力が重要になってくる。

 

【4】第3回TLA会合のご案内

開催日:令和2年10月29日(木) ※予定

引き続きWith/After COVID-19に向けた情報提供や、TLA加盟メンバーのネットワーキングを促進するための企画を準備しております。是非ご参加ください。詳細は追ってTLAオフィシャルWEBサイトの加盟メンバー専用WEBページ内「TLA事務局からのお知らせ」等でご案内します。

 

【5】TLA加盟メンバーのご紹介

第2弾となる今回は、「松乃鮨」さんと「茶蓮」さんをご紹介します。

松乃鮨 

  

品川区大森海岸に店を構える「松乃鮨」は、100年以上続く江戸前寿司の名店です。4代目の手塚良則(Yoshi)さんは、欧米での留学や旅行関連の就業経験で培ったコミュニケーション、ホスピタリティ・スキルを活かし、国連やG20等の国際機関や組織が主催するイベント等で世界のVIPに寿司を握り続けています。

宗教・アレルギー対応といった様々な食制限に対応するだけでなく、顧客の細かい好みに合わせたオール・テイラーメイドの鮨提供や、市場での仕入れから寿司づくりまでを体験できる特別プログラム等も提供しています。

「提供するコースがお客様のお好みにできるだけ合うよう心がけております。」とYoshiさんは語ります。お客様の様子を注意深く観察し、彼らの経歴や交わした会話から何がお好みかを見いだし、その人だけの特別コースをアレンジしているのです。「TLA加盟メンバーの皆さんとご一緒することで、新しいおもてなしができればと思います。」

※ご連絡先は、加盟メンバーリストに掲載しています。

 

茶蓮

  

「茶蓮Charen」は、テーラーメイドの茶会を催してくれるスペシャリストです。代表の保科眞智子さんは、日本科学未来館の世界科学館サミットや、パリで行われたジャポニスム2018など、数々の国際イベントで世界のVIPに茶会を催す、裏千家教授かつバイリンガルの茶道家です。

保科さんのルーツは江戸時代の大名家。高祖父は徳川宗家16代当主徳川家達ということで、茶の湯の精神をしっかりと継承し、流暢な英語で伝えます。用意される茶道具は名品ばかりで、そして彼女だからこそ利用可能な都内のエクスクルーシブなべニューを活用し、特別な茶会を体験することが可能です。例えば写真の様に、ミシュラン二つ星に輝く「懐石 辻留」の茶室で茶懐石を楽しむこともできます。武家の文化として江戸で花開いた茶道を、顧客にあわせてアレンジすることが可能です。

会場のセッティングから、料理、お道具にいたるまで、お客様の好みにあわせたオーダーメイドでのおもてなし。TLA加盟メンバーの皆さんとの交流を通じて、お客様だけでなく、メンバーの皆さんにもお茶や日本文化への造詣を深めて頂き、新しい企画へチャレンジしていきたいと考えていらっしゃいます。

※ご連絡先は、加盟メンバーリストに掲載しています。

 

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